シーズン到来(2006.11.01)

大雪のスウェーデン中南部とはうってかわって、キルナは高気圧に覆われ、気温もさらに下がり今朝は−15度。前夜はもっと低くて−20度を切っていました。

9月から10月にかけて明け方に見えていた C/Comet Swan が、今では夕方西の空に見えるようになったとのことなので、昨日探してみましたが確認せずには至らず。牛飼い座からヘラクレス座にかけて見えるらしいのですが、、、そもそも昨夜は夕方6時の時点で−18度を切っていたので、防寒装備しベランダから観測しても30分前後が限度でした。

ところで、ご存知かも知れませんが、彗星 Swan は日本人によって発見されましたが、発見された経緯がちょっと変わっていて、それで日本名がついていません。太陽観測衛星SOHOに搭載されているSWANと言う観測機器で見付かったのを日本人アマチュア天文家が指摘した、というもので、発見者ならぬ発見装置(機器)にちなんでこの彗星(周期型ではないので、C/Cometと呼ばれています)は名付けられました。

11月初日も、前日と同じく寒い朝を迎えましたが、風がなく気持ち良さそうだったので、夫と義母と3人で散歩をしてきました。


雪の重みでしなっている西洋ナナカマドの実。この実を食べに実に多くの鳥が飛んできます。写真はタリオクセ(talgoxe、英名はGreat Tit)。他にタルビート(tallbit)、シーデンスヴァンス(sidensvans、和名は黄連雀)などが来ます。

途中、ノルディック・スキー場を通り過ぎましたが、もう既にスポーツクラブのメンバー達がノルディック・バイアスロンの練習をしていました。バイアスロンの、特に射撃の練習風景を見たのは初めて。雪質は既にかなり良好で、別なトラックでは普通にノルディックの練習をしている多くのスキーヤーを見かけました。

私は、、、今年中のスキーはやめておきます。その代わり、元気があればマタニティ・アクアビクスに行ってきます。


キルナにある、ノルディックスキー練習場。今はスタディアムはバイアスロン用のトラックになっています。


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