一応国の休日なので、今日3日は「半日」で仕事はお仕舞い。休日の前日が「半公休」になるのはスウェーデンでは普通のことです。
ところで、スウェーデンの「お盆」とも言えるこの「全聖人の日(スウェーデン語からの直訳、日本では「万聖節」)」には実際に「お墓参り」する人もいる訳で、教会の墓地は供えられたろうそくの光で、薄暗闇の中で実に幻想的な雰囲気になります。それを見るためだけに教会墓地を訪れる人も多いです。
別にお墓参りをしなくても、教会に行ってスレクトフォシュカレ(släktforskare、家系譜の記録・管理をする専門家)に自分のルーツを調べてもらったりすることもあるようです。ちなみに、スウェーデン教会はいわゆる「家系譜」の膨大な、そして長年にわたる記録を保持しているので、16世紀前後まで自分や家族のルーツを辿ることができます。
「家系譜」と言えば、ヨーハンのファルモール(farmor、父方の祖母)の両親はフィンランドからキルナに移民してきたそうで、彼らのお墓がキルナの教会墓地にあります。従って、彼らより以前の家系譜はここでは辿ることが出来ません。
それにしても、カーリンには従って、1/8フィンランド人の血が混じっている訳で、何だか不思議な感じです。