rensfile(2006.11.05)

キルナと言うと、やっぱり「トナカイ」となるのでしょうか・・・

キルナ市郊外、例えばニッカルオクタ(Nikkaluokta)とか、ユッカス(Jukkasjärvi)とか、レーンフェーン(rensjön)まで行けば、冬期、囲われているトナカイを見ることもありますが、あくまでも冬の寒い間だけ。

さて、題名のrensfile(注:強調は「アクセント」の位置を示しています)は、「レンスフィレ」、トナカイのフィレ肉のことです。

キルナに住んでいても、他の地域より安くトナカイ肉が手に入っても、やっぱり「フィレ肉」は特別。義母が来ているから(と言うか、買ったのは彼女なのですが・・・)、久々にフィレ肉でディナーでした。

義母のレシピで、ミディアムに焼いたフィレ肉を、オーヴンで焼いたマンデルポターティス(mandelpotatis、ノルランドにしかない、味も色も濃いジャガイモ)と一緒にベネーソースで頂く(ここで、赤ワインが飲めると最高だったのですが、、、私は水で我慢)。

トナカイ肉というと、「匂いがあるんじゃない?くせがあるんじゃない?」と聞かれますが、匂いや癖があるのは「毛皮」の方で、肉はかなり上質で美味しいですよ。脂肪分が1%未満の「優良健康食品」です。

写真をとっていないので、ディナーの内容をお見せできなくて残念です。

ところで、キルナで「手軽に入手できる」トナカイ肉は他に、スオヴァス(suovas、薫製肉)やレンスカヴ(renskav、薄切り肉)などありますが、これらは(生クリームと一緒に)炒めて、ピータブルード(pitabröd、袋型のパン)のスタッフにして食べたり、マッシュドポテトと一緒に食べるのが一般的です。

いつか、トナカイ肉関係のレシピもアップしますね。

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【追伸】
キルナでトナカイ肉の買える「専門店」はThorneus(トルネウス)と言うお店です。街の中心から離れていますが、お店の前にトナカイの「剥製」が出されているのでお分かりになるかと思います。

このお店には、トナカイ肉だけでなく、ムースや雷鳥の各部食肉も置いてあるし、サーメの手工芸雑貨も置いてあります。


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