エルステッドのこと(2006.11.17)

今朝は少し吹雪いていて、娘を保育園送り届けるのは、ちょっとしんどい仕事でした。

が、今は、窓越しに外を眺めながら、お茶を飲みつつ端末の前に座っています。あ〜、この「時間」が好き!

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最近「研究」の仕事はすっかり御無沙汰ですが、「仕事」はしています。しかも、デンマーク語で。

電磁気学をやったことある人なら、名前を絶対に聞いたことのある「エルステド」もしくは「エルステッド/エルステード」。ニルス・ボーアも無条件に信望したというか "admire" した、デンマークの「スーパー」な科学者です。

いかに「スーパー」かは、例えば、彼の名を科学衛星に名付けて、非常に「鼻高々」とデンマーク人は自慢しております。ニルス・ボーアでさえその名誉には預っていないのに・・・

で、今、彼の伝記を翻訳中。翻訳を進めていると確かに、エルステッドは非常に「マルチタレントな」人ではあったようです。

ところで「翻訳そのもの」について。「スウェーデン語が出来るからデンマーク語大丈夫でしょ!」と言われて、軽く引き受けてしまいましたが・・・

いきなり、「お隣の国でしょ?だから、中国語(または韓国語)もできるでしょ?」と言われるよりは、ずっとずっと状況はいいけれど、単語だけなら確かにスウェーデン語と似ている(ものもある)から一見でざっと意味は分かります。が、翻訳となると、、、まずは「文法」が違うから「構文」に慣れるのに一苦労。

翻訳を引き受ける前に、夫(→話せないけど、読むのと聞くのは出来る)に「デンマーク語は『違う』からね」と釘を刺されていましたが、、、"はい、その通りでした"。

まぁ、「文学」ではないので「伏線」やら何やらややこしい文体になっていないのが、せめてもの救いでしょうか?とにかく、最後まで頑張ってみます。


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